競技団体からのニーズ例

車いすフェンシングNPO法人日本車いすフェンシング協会

ニーズ:「ピスト(車いす用台座)/ピストを固定できる金属板」

ピスト(車いす用台座)/ピストを固定できる金属板について

車いすを固定するものを「ピスト」と呼び、その下に金属板を敷きます。現状、ピストと金属板が固定されていないため競技中に台が移動してしまい、試合開始位置に選手を戻す必要があり、この工程が試合時間を押したり、選手の集中を切らすなどパフォーマンスにも影響しています。さらに、選手の動きによっては車いすがピストごと浮くことがあり、故意に浮かせて対戦するケースなど公平なプレーを阻害する可能性があります。

■要望

以下のようなピストを固定できる金属板を共同開発いただきたいと考えています。

  • ピストと金属板を完全に固定する仕組み
  • ピスト・金属板共に軽量さが必要
  • 金属板は判定機の作動を確保するために通電材料
  • 迅速・確実に車いすが固定できる
  • メンテナンスの容易さ/維持費の軽減
  • 堅牢性(※欧州の最新ピストはカーボン製)
  • 金属板のサイズ2m×4m

規格は現状未確定です。

パラパワーリフティングNPO法人日本パラ・パワーリフティング連盟

ニーズ:「固定ベルト及び踵部滑り止め付シューズ」

固定ベルトについて

下肢障がい部門では、ベンチ台に寝て足をベンチ台と固定するためにベルトで縛ります。現状は綿布にマジックテープを施したものを使用していますが、締め付け時に圧迫感がなかったり、遊びができたりとしっかりと固定できていません。

■要望

以下のようなベルトを共同開発いただきたいと考えています。

  • 多少の伸縮性
  • 締めた際の圧迫感が強く、きつく固定できる素材や構造

踵部滑り止め付シューズについて

寝た状態のためシューズも踵部が接地しますが、そこに滑り止め加工が施されていないため、滑ってしまい体型を安定しにくい状態です。

■要望

以下のようなシューズを共同開発いただきたいと考えています。

  • 踵を包み込むように滑り止め加工が施されている

取付操作が容易なベルトについて

現在使用しているベルトは、ウェストサイズを調整する際にドライバーでネジを外す必要があります。

■要望

以下のようなベルトを共同開発いただきたいと考えています。

  • ワンサイズ固定ではなく複数のフック装備(スキー靴様)
  • 違う選手も使えるようにベルトのバックル改善

ウェアについて

現状のシングレット(吊りパンツ)の素材はスパンデックスが主流で、ベンチ台に寝た際に滑りやすくなっています。

■要望

以下のようなシングレットを共同開発いただきたいと考えています。

  • 滑りにくい素材や加工を施したウェア

リストラップについて

リストラップは手首を保護すると同時にシャフトに対して真っ直ぐ力を加えるための用具ですが、現状のものは巻きにくいという難点があります。

■要望

以下のようなリストラップを共同開発いただきたいと考えています。

  • 巻きやすく、よく締まるような素材や構造

カヌー一般社団法人日本障害者カヌー協会

ニーズ:「国産艇の型及び障がい由来のアンバランス補正」

国産艇の型について

パラカヌー艇は海外からの輸入が主で数も少ないため、選手の練習環境や裾野を広げるためのトライ環境が未整備となっています。当協会の認定艇としての国産パラカヌー艇を1型製作したいと考えています。
パラカヌーの競技人口を増やすことが目的のため、速くではなく、誰にでも乗りやすいカヌーを重視します。

■要望

以下のようなカヌーの型を共同開発いただきたいと考えています。

  • 仕様については競技規則に準ずること
  • 艇幅や重量を規定最大値まで適用する
     (競技性としては不利だが接水面積が大きくなり安定して乗れる)
  • 取り扱いやすく、破損しにくいこと

障がい由来のアンバランス補正について

片足切断等により重心がセンターにならない選手の場合、艇に着座した際に、艇が傾いて真っすぐ漕ぐこともままなりません。下肢障がいの場合も、艇の重心をとって着座し続けることが困難であるなど、艇のバランスを保持して着座するという、運動動作の入口部分で大きな問題を抱えています。

■要望

以下のようなバランス補正の仕組みを共同開発いただきたいと考えています。

  • カヌー全体のバランスを保持できるシート固定位置を見出す仕組み
  • 着座する位置が支点となり、カヌー全体でバランスが吊り合うこと

アーチェリー一般社団法人 日本身体障害者アーチェリー連盟

ニーズ:「車いすとの固定ベルト及び支持架ユニット」

車いすとの固定ベルトについて

上肢と車いすとを固定するためのベルトは、弾力性やバックル等の留め具、パッドなど、既製品では要望を満たすものがなく、圧がかかる肩部分にスポンジを入れるなど、各選手が工夫して使用しています。

■要望

以下のようなベルトを共同開発いただきたいと考えています。

  • 弾力性の選択が可能であること
  • 留め具の着脱が容易であること
  • 長さ調節が可能であること
  • 圧がかかる部分に当てるパッドが付けられること

立位時の身体支持架について

立位時に体幹を安定させるスツールのような支持架です(背もたれは禁止)。既製品がないため、各選手が自作あるいは自ら加工業者に製作をお願いしています。

■要望

以下のような支持架を共同開発いただきたいと考えています。

  • 移動時の負担軽減するため軽量・コンパクトであること
  • 体重を支えられる強度があること
  • 地面と脚部との接地部分が安定していること
  • 収納状態から容易な操作で展開できること

ボートNPO法人日本パラローイング協会

ニーズ:「上腕に障がいを持つ選手のオール掌握補助具」

上腕に障がいを持つ選手のオール掌握補助具について

上腕に障がいを持つ選手がオールを握る際、力が上手く伝わらない、オールを握り続けると痙縮がひどくなる等、トレーニング及びレース時に支障をきたすことがあります。装具を利用してオールに手を引っかけるなどの工夫をしているものの、単にバンドを引っかけているだけで、オールを上手くコントロールできていないのが実状です。また、こうした装具は義肢装具士等のサポートなしで選手が手作りしており、オールが予期しない動きをした場合に大きなケガにつながる可能性もあります。このようにパフォーマンス向上以前に安全対策面での確保も大きな課題となっています。

■要望

以下のようなオール掌握補助具を共同開発いただきたいと考えています。

  • オールの動きに合わせて可変する形状
  • バンドではなくホック型など、オールが予期せぬ動きをした際に安全に外れる装具の製作
  • 単発での製作ではでなく、今後も継続して本会と連携していただきたい
  • 義肢装具士等の知見や経験があると尚可

ページのトップへ